2017年 10月 31日
素晴らしい… 出会えて光栄です!
昨日、すごい人物に出会いました。
それは、新規で来た若く美しい女性。
何がすごいって…、彼女の知識と発声力と心。
まずは、外喉頭医科学の知識がパーフェクト。
加えて実際の発声の実力も十分。
このあたりまでは、これまで幾人にも出会ってきましたが、ここからがすごい。
それは、声にまつわる悟りを開いたような心境を持っていること。
まるで、高僧のごとし。
発声の「曖昧さ」を完璧にとらえ、それを受け入れながらも感性を研ぎ澄ませ、さらに達観している様に、魂が震えました。
お見事です!
彼女との会話(施術内の質疑応答)も、実に楽しかった。
わたしより四十歳近くも若い・・・
これからが楽しみです。
是非、是非、是非、ご活躍ください。

追記:ほとんどの声の知識人は「声の曖昧さ」を受け入れていない。きっと、受け入れる度量がないのです。厳しい言葉となりますが、皆、わかったつもりでいるだけ。もし、5年前に彼女に会っていたら、陳腐な知識と傲慢な見栄で、わたしも戦い挑んでいたことでしょう。しかし、齢を重ね、わたしも身の程をわきまえるようになりました。わからないものはわからない。そう、声はわからないことばかり。今、正直な自分があるだけです。この出会いに感謝します・・・
喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
ボイスケアサロン
會田茂樹|あいだしげき

2017年 10月 29日
カラオケは魔物 ~持ち歌を原曲キーで歌えない歌手~
音楽関係のグループの食事会の後に合流したメジャー歌手。
名前は明かせませんが、有名なJ-POPシンガー。〔ここでは男女年代も伏せます〕
港区の某高級カラオケルームへ行きました。
カラオケ機器(マイク・アンプ・スピーカーも優秀な機材を使用)が秀逸で、歌を大切にするひとには打って付けの空間です。
順番に歌い、ついにメジャー歌手の番。
本人は乗り気ではないようでしたが、周りからの熱い要望で、そのメジャー歌手のヒット曲を歌う羽目に。
つまり、持ち歌。
もちろん、原曲キー。
わたしも音源(CD)を所有しており、何度も聴き込んだため、生歌を楽しみに期待していました。
イントロが流れ、さあ、いよいよ歌い出し。
誰もが「おぉ!」と息を飲むほどの良声からスタート。
さすがでした。
ところが、ところがですよ、途中のハイピッチ移行部でつまずき、高音が苦しそう。
2番の同じ場所では、かすれて高音が出ない。
さらに終盤では、引っくり返りそうなピッチコントロールにハラハラしました。
終了後、拍手はあったものの、「お見事!」「ブラボー!」などの言葉は皆無。
若干、場が静かになり、次のひとが歌いにくそうだったのが印象的でした。
しかしながら、そのメジャー歌手は立派でした。
「風邪気味だから…」とか「深夜は調子が良くない…」などと、言い訳することなく、最後まで朗らかに歓談していたのです。
見直しました。
そう、カラオケには不可解な力があり、本人の持ち歌でさえ歌えなくしていまう“何か”が存在します。
カラオケ事業社ごと異なる伴奏曲に合わせる歌唱技術、入店したカラオケボックスとの相性、その店のカラオケ機器の状態、集った人たちの種類(仕事関係・仲間や友人・家族など)、その日の体調や天候など、さまざまな要因によって、良かったり悪かったり。
やはり、カラオケって魔物ですね・・・

喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
ボイスケアサロン
會田茂樹|あいだしげき

2017年 10月 28日
喉の筋トレ… それはLSEだ!
LSEとはラリンクス・スライド・エクササイズ。
ラリンクスは喉頭(のどぼとけ)、スライドは滑らせる意味、エクササイズは肉体的な運動のこと。
術者の手指により喉頭をスライド移動させ、負荷をかけた状態から、発声関与筋の筋力で正中ポジションに戻す運動。【写真を参照】
方向は、左右上下の4パターン。
初級は各5回。
中級は2セット。
上級は10回×数セット。
級が上がるにしたがって、術者による圧力も高めていきます。
これにより発声関与筋の筋力が養われます。
その結果、ピッチやリズムの正確性が増し、長時間の発声にも耐えられるタフな喉に仕上がります。
つまり、声や歌に余裕ができる!
外喉頭筋の柔軟性獲得後は、是非、発声関与筋の筋力アップを目指してください。


追記1:なお、平常無声時の筋硬度20tone以下がLSE訓練の対象です。喉の筋肉が硬い状態でLSEを行うと、軟部組織(筋肉・筋膜・靭帯など)を負傷する恐れがあります。実際、自己流の筋トレでケガをしたひとがボイスケアサロンに多く来ます。発声が不調になり、それでも筋損傷とわからず、耳鼻咽喉科や整形外科学で問題ないと診断されるケースばかり。LSEには、鍛えたい筋肉を探し出す触知能力と、押し込む圧力を適正に判断する指先の技術が必須となります。本当~にケガが多いので、セルフ筋トレはおやめくださいね。
追記2:初めてLSEを行ったとき「出来ません…」「よくわかりません…」とおっしゃる方がほとんど。それもそのはず、発声関与筋は、随意筋でありながら、動く(動かす)感覚が伴っていません。つまり、脳から命令が送られ統制しているものの、その動きや動く場所を正確に感じることができない。したがって「コツを教えてください」と請われても、「わたしにもわかりません」としか答えようがないのです。出来るか出来ないか、それはあなたの喉のみぞ知る〔Only larynx knows〕。しかし、LSEの訓練を受け続けていると、徐々に体得できるようになります。まずはご安心ください。
喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
ボイスケアサロン
會田茂樹|あいだしげき

2017年 10月 26日
手術後の1年以内が勝負
喉頭や甲状腺の手術では、外喉頭筋(筋膜を含む)と皮膚の瘢痕・癒着によって発声運動が損なわれます。
手術から1年が経過すると、瘢痕・癒着が固定化され、その後の改善率が急激に落ちます。
したがって、術後、3か月から半年以内のご来院をお勧めします。
瘢痕・癒着が回避でき、発声関与筋の運動性を高める施術によって、元の声に近づきます。
また、摘出喉頭後の食道発声も上達が早まるでしょう。
手術という大変な困難を乗り越え、幸せな人生を過ごしていただきたく願っております。

ボイスケアサロン
會田茂樹|あいだしげき

2017年 10月 25日
CDTVスペシャル!ハロウィン音楽祭2017
本日、「CDTVスペシャル!ハロウィン音楽祭2017」(TBS)に出演するシンガーのご活躍を心よりお祈りします。
準備は上々。
本番30分前のスーパーキャンディとプレミアムブラックキャンディのダブル使用で喉を一気にグレードアップしましょう。
さあ、最高の声で歌ってください!

喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
ボイスケアサロン
會田茂樹|あいだしげき

2017年 10月 25日
喉の筋トレ… やってますか?
「喉の筋トレを行うとLDPや過緊張性発声は再発しませんか?」と。
大丈夫です。
むしろLDPや過緊張性発声が改善されます。
例えば100と言う数値の声を出すとしましょう。
これまでは、きっと120や150の力で発しいたはず。
これこそがLDPと過緊張性発声の根本。
そこで発声関与筋の柔軟性を得た後、適切な筋トレによって筋肉がつけば、50の力で100の音を出せるようになるのです。
つまり、逆に、力が要らない。
どうです、ご理解いただけましたか?
ただし、繰り返しますが、筋トレを行うには、前段階として発声関与筋の柔軟性が必須ですからね。
柔らかく、しなやかに動く筋肉であるからこそ、声に有用な筋肉が発達するのです。
固くて動かない筋肉はダメですよ。
加えて、喉の筋肉は、他部位の筋肉と異なる点を理解した上で、適切な筋トレを行わなければなりません。
ボイスケアサロンでは、喉筋用EMS、LSE(ラリンクス・スライド・エクササイズ)、輪状甲状筋負荷トレーニング、ゴールドバイブレーションなど、各人の喉頭状況に応じた喉の筋トレを行っています。
さあ、喉の筋トレを始めましょう!
蛇足ですが、自己流の間違った方法や力加減で、LDPの悪化や筋損傷を引き起こさないよう、ご忠告申し上げます。

追記:本文では『LDPや過緊張性発声が改善される』と記しましたが、より正確には『LDPや過緊張性発声がボイスケアにより改善された後、筋トレによって良い状態を維持する能力が養われる』と記すべきでしょう。

2017年 10月 22日
台風21号に関するお知らせ

ボイスケアサロン
會田茂樹|あいだしげき

2017年 10月 21日
えっ? まだテクニックと根性で誤魔化しているの!
多くの歌手(プロアマ問わず)に出会い、その歌唱状況を調査しています。
余裕で歌いこんでいる歌手が多い中、ときどき、無理して歌っている歌手に遭遇します。
歌っている方も大変でしょうが、聴いているわたしたちも疲れてしまう・・・
まだテクニックや根性で誤魔化している歌手がちらほらいます。
もちろん、それがそのひとの音楽性として満足しているなら問題ありません。
そんなときは、歌唱法の訓練だけでなく、根本的な喉の運動改善が必須。
さあ、ステキな歌を!

喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
ボイスケアサロン
會田茂樹|あいだしげき

2017年 10月 18日
10月の特報!「極論の高音発声法」の文章を配布
ボイスケアサロンで「極論の高音発声法」の文章(A4サイズ一枚)を配布します。
2017年10月5日から10月30日までの間、アプローチ(施術)を受けた後、防音室内で希求された方のみ限定です。〔新規・再来を問いません〕
とっても面白いエッセー的内容ゆえ、是非、ゲットして高音発声の知識を高めてください。
あなたの豊かなボイスライフのために・・・

追記1:本当によく懇願されますが、もらい忘れても、再配布はしませんので、術後の防音室内で必ず請求してくださいね。そうです、常に、喉ニュースのチェックを怠らないこと!
追記2:最新の重要文書「希望の声を獲得するために・・・」は随時お配りしておりますので、こちらも欲しい再来者は、併せてお申し付けください。
2017年10月4日発表
ボイスケアサロン
會田茂樹|あいだしげき

2017年 10月 18日
重要文書の追加配布
2017年10月1日より、新規の方には「希望の声を獲得するために・・・」のペーパーを追加配布しております。
日常生活で、気を付けることや注意点など、有用な事柄が盛り沢山。
これで、最初にお渡しする資料は10ページの膨大な量になります。
1:重要なお願い
2:外喉頭の状況
3:サービスポリシー、喉と声の関連図
4:新規術前確認
5:チェック&サイン シート
6:本日および次回のアプローチ紹介
7:希望の声を獲得するために・・・
8:ボイスケアサロンの使い方
9:声を極めろ!
10:喉の筋肉が硬いボイスユーザーの皆さまへ〔筋硬度30Tone以上の方が対象〕
とても大切な内容です。
すべてじっくり目を通してくださいね。
あなたの声のために!

追記:なお、再来の方で「希望の声を獲得するために・・・」が欲しいひとは、防音室内でお申し付けください。
2017年9月30日発表
