2009年 03月 29日
喉能力をUPさせよう! (ソプラノ編)
喉能力をUPさせよう!
ソプラノ編
発声は、声帯を含め、すべて筋肉の運動です。
喉頭周辺の筋肉がキチンと動いてこそ、歌唱テクニックや歌心が活かせます。
旧態依然の古式観念にとらわれず、最新発声医学に基づいて、正しい知識と論理で、極上の声をGetしましょう。
世の中は進歩しています。
根性や感性だけでテキトーに歌う時代は終わりました。
楽器としての「喉」をケアして、最高の鳴りに仕上げてください。
喉の中に、ステレオやスピーカーは入っていませんよ!
ソプラノ歌手にとって最も大切なことは・・・
①甲状軟骨の形状
②舌骨の形状
③梨状陥凹の形状と可動性
④咽頭の体積と変化率
を正しく把握して、その人に合った歌い方をするべきだと強く感じています。
もし、無理な声域や声質を求め続けた場合、声帯結節やポリープ様声帯に罹患してしまいます。
また、過緊張性発声や努力型発声となり、質感の硬い声によって、聴衆を魅了することはできません。
①~④を十分考慮しながら、甲状軟骨周辺の筋・・・特に輪状甲状筋と後輪状披裂筋と外側輪状披裂筋の運動性を高めましょう。
そして、上喉頭動脈の血流量を増やしてスタミナをつけましょう。
それには、舌骨甲状軟骨間を広げ、骨間膜の柔軟性を獲得してください。
そう、声帯を直接司る反回神経の活性化も必須ですね。
皆さまのご活躍をお祈りします。
ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)
追記:当院では歌唱方法はお教えしておりません。喉頭の身体能力を高めて、より良い歌い手になるお手伝いをしています。歌を上手く歌うためのあなたに合った歌唱方法は、優秀な音楽教師やボイストレーナーから習ってください。⇒最新かつ正しい発声医学の知識を持っている先生にお願いしましょう!
~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice
| 2009-03-29 12:53