2009年 03月 22日
失声症の喉頭観察
本院や病院で、失声症でお困りの患者様を数々診ています。
失声症は、心因性が大半を占めますが、実は、外喉頭に特徴があります。
声が出ないときと声が出るときの様子を、じっくり観察すると分かります。
声が出ないときは、喉頭の位置が奥に入っています。
そして、声が出ているときは、喉頭隆起がはっきり見えるほど喉頭周辺筋(特に輪状咽頭筋や咽頭収縮筋など)が弛緩しています。
この筋硬度の差を感得していけば、自宅でのフィードバック治療が可能になります。
ただし、筋感覚の個人差が大きいため、全員がさくさくと改善していくものではありませんが・・・
まだまだ研究しなければなりません。
しかし、失声症をフィジカル面からアプローチして治る時代がやってきましたよ!
ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)
追記
またまた、長い期間にわたって苦しんでいた失声症の患者様が治りました。
大変・・・
嬉しい・・・
~メッセージ~
この記事は往時の外喉頭外来〔医師と共同研究〕時のデータに基づくものです。よって、不確かな蓋然性も高く、内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。現在は病気に対するアプローチは行っておりません。声の不調は医師にご相談ください。
by aida-voice
| 2009-03-22 11:19