2009年 03月 13日
輪状甲状関節モビリゼーション
輪状甲状筋の筋腹の厚みで本物の高音を出しているかどうかが分かる・・・
緻密な触診によって輪状甲状筋の厚みが分かります。
正しく高音を出している人は、この筋肉が発達しています。
過緊張性発声・輪状甲状関節可動不全・喉頭周辺筋バランス異常の方は、どんなに発声練習をしても、本物の高音が出せない、あるいはコントロールできない恐れがあります。
輪状甲状関節を精密に動かす救世主的手技として『輪状甲状関節モビリゼーション』があります。
左手母指示指で甲状軟骨翼を挟み、右母指示指で輪状軟骨下部を挟み、輪状甲状関節のダブルアクションを感得しながらモビリゼーションを行います。
当該関節可動域は非常に小さく、手技しているところを他者が見ていても、術者の指が動いているのかどうかわからないほど繊細です。
めちゃくちゃ小さく脆弱な関節および筋肉ですから、最先端発声解剖を知らない素人判断で治療して傷めないよう、くれぐれもご注意くださいね。
ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)
~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice
| 2009-03-13 12:31