カウンターテナーの喉型



当サロンにはカウンターテナーの歌手が数々いらっしゃいます。


海外で活躍している有名歌手も来院していただいたこともあります。
その方々の喉頭検査を行った結果、ある共通点が浮かび上がりました。
喉頭周辺筋能力に関する事項は、その歌手たちが獲得した大切な部分ですから公表は控えます。(← 実際、驚くような筋ポテンシャルと独自パワーを有していますよ!)
甲状軟骨の形状だけお教えします。
超高音を得意とするゆえ、甲状軟骨が広角で小さいと予想されますが…
実は、バリトン歌手と同じなのです。
大きさも甲状軟骨板角度も。
そして、喉頭隆起と甲状軟骨翼最後端と上角が異なることも大切なポイントです。
そう、声を作り出す器官は楽器と同じ構造です。
ウクレレではアコースティックギターの音色は出せません。
バリトン声種向きの大きな甲状軟骨では、テノールより高い音を出すのは難しいと思われますが、そこは人間生体の妙です。

声帯筋と声帯粘膜の存在割合および柔軟性が非常に良く、披裂軟骨の回転率がスムーズで可動範囲も広いのです。

これ以外にも特徴はたくさんありますが、それにしても素晴らしい喉頭環境を持つ方が多いのに驚かされます。
素晴らしきかなカウンターテナー!

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ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)





~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2008-12-07 01:34