舌骨の形【過去記事再掲載】


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これまで多くの喉頭を触知検査してきました。
詳しく数えたことはありませんが、延べ2万人弱にもなることでしょう。
指先の感覚を研ぎ澄ませて丁寧に触っていると、舌骨の形が面白いようにわかってきます。
大きさ、太さ、形状、甲状軟骨との距離などが人それぞれ異なり、同一のものは無いと言っても過言ではありません。
このあたりは楽器に似ています。
舌骨の形状は大きく3つに分類できるため、簡単にご報告します。
簡単な舌骨の絵を供覧します。

①U字型〔馬蹄形〕
ほとんどの解剖学書にはこのタイプが描かれています。数多くの触知検査で、やはりこの馬蹄形が最もポピュラーだと感じています。

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②V字型
このタイプも多く存在します。声の良いひとや歌が上手いひとには、このV字型が最も多い。V字型は、何より両舌骨後端の距離が長くなるため、梨状陥凹や咽頭共鳴腔の空間が大きくなります。そう、素晴らしい倍音空間が獲得できるのです。ただし、舌骨が重くなるため、好調不調のナミが大きいのも特徴です。

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③リング型
時々いらっしゃいます。個性の範囲ですが、やはり舌骨後端が甲状軟骨翼後部より内方に位置するため、共鳴腔が小さくなりやすい傾向にあります。また、後端部分にある中咽頭収縮筋が硬くなっているケースが多くあります。

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舌骨の形によって、声質や音色が異なることもわかってきました。
そして、良くするための改善方法〔舌骨引き出しアプローチ〕も開発できました。
今、舌骨を探れば、どのような音が出せ、何を改善すれば良いのかが瞬時に理解できます。
あなたも自分自身の舌骨の形状を知ってください。



追記1:実際に触っていると、誰一人として同じ形の人はいません。また、『右は大きく湾曲しているが左はストレート』、『右は太いが左は細い』、『舌骨甲状軟骨間が左右で異なる』、『左に傾いている』、『後端までの長さが左右異なる』、『舌骨周辺の軟部組織が癒合して動きが悪い』など多種多様です。



追記2:極上の形状と考えられる舌骨の形を知っていただくため、3方向の特殊写真を用意しました。
※舌骨を上から見た状態※


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※舌骨を前から見た状態※


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※舌骨を横から見た状態※


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人間の骨・・・約200本の中で、唯一骨どうしのジョイント(関節)を持たない特殊な骨です。
舌骨は、甲状軟骨の上部に位置し、甲状軟骨と共に空中に浮いています。
つまり茎突舌骨靭帯で、頭蓋骨の茎状突起からぶら下がっているのです。
また、骨の形成が最も遅い(つまり骨の中で一番最後に成長する)骨と言われています。
そんな、発声と嚥下に大切な 「舌骨」 を褒めてあげましょう!



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~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。




 
by aida-voice | 2016-03-20 03:05