2008年 09月 28日
超絶吸入 ≪ヒアルロン酸蒸気≫
凄い!
凄すぎます!
声帯の表面は粘膜で、水分保湿されなければ、つまり 「濡れていなければ」 うまく振動しません。
喉頭内に水分補給する役割は、血液です。
その中でも、甲状軟骨に重要なのは「上喉頭動脈」です。
これは以前にも書きましたので再精読してください。(サイト内検索エンジン機能を使って上喉頭動脈を調べてみましょう)
概略すれば、血液を濾して分泌液を出すのです。
したがって、血流が不足すると、この喉頭内の分泌液が減少し、喉の中が渇いたり張り付く感じになったりします。
これまで、超音波測定で多くの血流速度や血液循環量を調べてきました。(外頚動脈・上喉頭動脈・上甲状腺動脈)
やはり、喉頭周辺筋の硬い人は、柔らかい人に比べ、血流が少ないことがわかりました。
なお、詳細なデータや結論は、いずれ医学会で発表します!
超音波測定グラフの数々 クリックするときれいに見えます ↓
さて、本番前やレコーディング直前に、どうしても乾燥してしまった場合に、速攻で加湿する手段を編み出しました。
それは、専用吸入器に高濃度ヒアルロン酸原液(アメリカ合衆国から輸入)を添加した精製水を超音波水蒸気にして喉を潤すのです。
普通の水でなく、高濃度ヒアルロン酸原液入りが重要ポイントです。
ヒアルロン酸は、1グラムで最大6リットルの保水力があることをお伝えしました。
それを、水蒸気にして喉へ噴霧すれば、声帯粘膜は めちゃくちゃ 潤います。
このとき添加の割合が最重要となります。
ヒアルロン酸添加が足りないと保湿が完璧にできず、多すぎると適切なヒアルロン酸蒸気が得られません。
精製水とヒアルロン酸の比率が ピタッ と合ったとき、最大の効果を生みます・・・
喉を使い過ぎてガラガラ声の人が、するっと声が出ます。
音声障害などによる嗄声の方が、きれいな声になります。
高音の苦手な人が、一気に数度上の高い音が楽に出ます。
即効果があるのに皆さん ビックリ します。
凄い!
凄すぎます!
ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)
追記:高濃度ヒアルロン酸原液のメーカー名や添加最適割合ならびに詳しい方法は、血の滲むような試行錯誤の研究によって判明したものであり、当サロンの企業秘密です。このヒアルロン酸吸入は、施術の中で症状や必要に応じて行っています。また、使用しているヒアルロン酸は食品であり、薬液ではありません。したがってネブライザーとは異なります。
~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice
| 2008-09-28 00:21