2008年 09月 13日
ボイスコーディネーター
実は、あなたの喉はもっと良くなるのに、その方法を知らないのではありませんか?
今、そのような方のために、声をコーディネートしています。
声が悪い・歌が下手・歌唱がなかなか上達しないのは、生まれつきやセンスがないと決めてかかっていませんか?
本当は声が良いのに、本当はすぐに歌が上手くなるのに、自分に合わないレッスンやメソッドで逆に下手になるケースを多く見ています。
突然ですが、野球のピッチャーの投げ方には大まかに3通りあります。
オーバースロー、サイドスロー、アンダースロー。
さて、質問です。
どの投げ方が一番素晴らしいですか?
そう、それぞれに特徴があって長所・短所がありますよね。
賢明なあなたなら、それと同じで「この声の出し方が正しい」「この歌う手法が最も完璧」といったような≪絶対≫は無いことが分かるでしょう。
自分に合わない方法や論理に振り回されて、喉本来のの能力を使い切っていません。
ご自身に最も合った声を知って、喉の能力を100%出し切れば、多くの人を感動させる声となり、ステキな歌を歌える可能性が非常に大きくなります。
喉頭の周辺には小さく繊細な筋肉が多数存在します。
ヒトの大多数の筋肉は運動の役目がはっきりしているものが多いのですが、発声に関与する筋肉は複数の筋が協力し合って声を作っています。
また、正確な様子が分からないことも挙げられます。
例えば、膝関節の伸展には大腿四頭筋、屈曲には大腿二頭筋が主に働きます。
さて、ピッチを高くするには輪状甲状関節を屈曲しながら前方スライドをさせなければなりません。
その動きは、輪状軟骨が傾き、前縁部が甲状軟骨に接近するのです。(輪状軟骨は固定されて動かず、甲状軟骨が単独で動くと錯覚している人も多いのでご注意ください!)
そして、その時点での披裂軟骨はほぼ不動状態ため、輪状甲状筋収縮によって声帯は長く伸ばされます。
実は、輪状甲状筋の拮抗筋が明確でないのです。(拮抗筋とは、前出の大腿四頭筋と大腿二頭筋のような逆運動を担う筋肉)
外側輪状披裂筋ではないかと言われていますが定かではありません。
私がミネソタ州ロチェスターのメイヨークリニックにおいてヒトの摘出喉頭を触診(解剖は医師による)したときも、発声周波数を下げる筋肉を特定できなかったのです・・・
《 輪状甲状筋情報 》
起始 輪状軟骨の外側面(二つの筋線維に分かれる)
停止 下位 斜めの筋線維が甲状軟骨の下角前縁に向かって後方に走る
上位 下位筋線維より垂直(縦)に甲状軟骨下縁に着く
機能 輪状軟骨を挙上しながら声帯筋を引き伸ばす
神経 上喉頭神経の外喉頭枝
動脈 上甲状腺動脈の輪状甲状枝および下甲状腺動脈の下喉頭動脈
あぁ、今日は難しい話になりましたね。
つまり、机上の論理だけでなく、解剖実験や多くの患者様の施術によって、外皮からの喉に関して世界最高の知識と経験があると自負しております。
そう、ボイスコーディネーターなのです。
歌のテクニックや歌唱方法は教えていませんが、その前段階の「喉のメンテナンス」はお任せください。(耳鼻咽喉科のような喉の病気を治すこともしておりません)
良く整備された喉は、発声練習量が少なくて絶好調の状態に即達し、スタミナがあり、どのような音声もコントロールできます。
喉のすべてを使いこなせてこそ、あなたの真の個性が発揮できるのです。
私があなたの喉を極上に仕上げて差し上げます!
ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)
~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice
| 2008-09-13 11:04