2008年 07月 07日
甲状軟骨は浮いている!?
甲状軟骨は、主に茎突舌骨靭帯と茎突咽頭筋によって頭蓋骨(茎状突起)にぶら下がっています。
多くの方は、頚椎前面部に付着して固定されていると勘違いしていますが、決して頚椎部には接着していません。
人間の成人の骨数は約206本あり、骨はそれぞれ関節を介して他の骨とつながっています。
唯一の例外が舌骨で、これも甲状軟骨と同様に中空に浮いています。
したがって、甲状軟骨および舌骨が自由自在に動かなければ、思い通りの素晴らしい声は獲得できないのです。
多数の日本人は喉頭を固めて発声する傾向にあります。
ガチガチに力んだ状態でスポーツをしても、優秀な結果が残せないのは自明の理でしょう。
発声は、声帯を含め、すべて筋肉で行っています。
使う道具は「呼気」という空気だけ。
せっかく形状の良い甲状軟骨を持っていても、能力の50%も使っていない人ばかりです。
あなたの喉頭は柔らかいでしょうか?
甲状軟骨はフリーに動いていますか?
ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)
~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice
| 2008-07-07 00:09