2008年 06月 09日
筋肉の特性
以外に知られていない筋肉の特性をお伝えします。
これによって声帯の正しい動きが分かります。
筋肉は収縮することが唯一の運動で、自動的に伸長することはできません。
筋肉の中にあるタンパク質の一種のアクチンフィラメントとミオシンフィラメントのすべり運動で収縮が起こります。
すべり運動後の状態から元に戻すには、他の力が必要になります。
それは他の筋肉の役割です。(このような筋を拮抗筋と呼びます)
声帯は主に筋肉と粘膜でできています。
そこで、筋肉の特性から声帯の動きを鑑みると、自立的に短かくできても伸ばすことはできないのです。
つまり、高音発声の際に声帯が伸びるのは、声帯が自身の力で伸びているのではなく、他部位からの力が働いて伸ばされているのです!
その他部位こそ 輪状甲状筋 なのです。
美声を獲得するためにも、声帯の正しい動き方を知ってくださいネ
ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)
~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice
| 2008-06-09 00:14