筋硬度測定



筋硬度計を用いて外喉頭筋群の硬さを計りましょう。


繊細な判別は高度に研ぎ澄まされた指先の触覚が頼りですが、大雑把な指標として筋硬度計を使用すると、変化や比較が客観的に示され施術の指標となり得ます。


≪手順≫
計測したい筋の反対側の甲状軟骨板や舌骨をHoldして固定します。
主として、胸骨舌骨筋・肩甲舌骨筋・輪状甲状筋・顎二腹筋・舌骨上筋群などが照準です。
術前と術後の左右を計測して値を比べます。
さらに初検時と数回目の施術後を検査します。
もちろん無声時と発声時も比較します。




良い声になるには、喉頭筋の柔軟性と、収縮時の瞬発力および強さが必須です!!!!!
したがって、筋硬度計で測るには Tonus of the larynx muscle の方々が対象。
施術前と施術後では、明らかに筋硬度が下がります。
その率は、ほぼ100%です。
筋硬度が高い場合と低いときの声の様子や状態を記します。
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計測時の写真を掲載します。


胸骨舌骨筋の計測
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輪状甲状筋の計測
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さあ、あなたも自分の喉硬度を計ってみましょう!
そして、魅力的な声を獲得しましょう!





ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)





追記1:声が良い、歌声が素晴らしいと評価されるエリートボイスユーザーは、筋高度計の数値は20Tone以下であることが判明しました!!!




追記2:なお、喉頭の筋高度は、計測場所(部位)や計測角度などさまざまな要因によって数値が若干異なってくるため、完璧な再現性は難しいと考えています。したがって、あくまで指標であり、数Tone異なったとしても一喜一憂する必要はないと考えます。また、筋硬度の数値が大きくても、病気ではなく体質や癖の一種と考えます。スポーツ時に「体が硬い」ひとがいても、病気とは言わないのと同じですね。




~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2008-05-05 22:23