最強の効果 喉アイシング


最近、ご質問の多い喉のアイシングに関していよいよお伝えします。
昔、野球の投手はいかなる時も肩を冷やさないのが常識でした。
しかし、現在では運動後のアフターケアとしてアイシングが主流となっています。
使用した筋肉は当然熱を持ち、歌った後もその熱はすぐには消えません。
アイシングをすると軟部組織内の毛細血管が急激に収縮します。
その後、二次的に拡張して血流が良くなり、筋内部の熱が下がって筋疲労が回復します。
喉頭周辺筋は特に小さな筋肉が集まっているため、疲労に弱いのですが、適切な処置により回復も早いことが分かってきました。
当院では、オペラ劇場やコンサート会場に出向いて、さまざまな発声効率アップの支援を行っています。
特に、この喉アイシングはドラマチックな好結果を生み出しています。
何度も何度も試した結果、以下のような方法が最適と判明したのでご報告申し上げます。

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上の写真のアイスクリッカーに氷を入れて行います。


※さらに細かい部位は小スプーンの柄を凍らせて当該部に軽く押し当てます!









喉アイシングの実態

実施状況
本番およびレコーディングの途中または終了後
 
効能
喉頭疲労の即時回復 喉の痛み除去 声のかすれの改善 声ゆれの防止 高音発声補助 血流促進による喉頭のリラクゼーション
 
最重要事項
各筋肉を正確に探し出して、ピンポイントでアイスクリッカーによるアイシングを行う
 
方法
次の箇所のいずれか、または複数(喉と声の状態で判断する)  
★胸骨舌骨筋:硬化部位を見つけ60~80秒肩甲舌骨筋、Tight部を中心に起始停止を滑るように
★顎二腹筋:前腹と後腹に分けて80~100秒顎舌骨筋、広い面積を120秒以内
★外頚動脈および上喉頭動脈部:超音波血流計でポイントを探り当て約30秒
★輪状甲状筋:甲状腺が上に覆う場合は避けながらクリッカーを軽く押し当て垂部と斜部を30秒から50秒(スピード感ある高音を望むときは垂部を中心に、柔らかい高音を欲するときは斜部を中心に行う)
これらの施術の後にHot packで温め、再びアイシングをして、数度(2~4回)繰り返す


重大注意
アイシングの場所を間違えたり、時間が長過ぎたりすると逆効果になって、最悪の場合、声が思うように出なくなる・・・





◎施術をご希望のエリート歌手は、お気軽に會田ボイス整骨院までお問い合わせください。







実際のコンサート会場楽屋でのアイシングの様子
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さぁ、再び歌え!!








ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)





~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2008-04-14 00:28