2024年 07月 07日
声の五大原則《ver.3》
①声は、声帯を含め、すべて筋肉によって作られる【スポーツに酷似】
(喉にスピーカーやアンプなど機械は入っていない!)
②声帯は、筋肉と粘膜からなり、声帯の筋肉は自分では動かない
(喉の筋肉とベルヌーイの定理〔呼気を利用〕で動かされている!)
③実は…、声の良さは、声帯よりも、その上位にある共鳴腔で決まる【楽器と同じ】
(倍音やフォルマントは共鳴腔によって生成される・特に咽頭共鳴腔が大切!)
④共鳴腔をコントロールするには、喉の筋肉に柔軟性がなければならない
(運動能力アップ・筋力強化は柔軟性獲得後に!)
⑤歌が上手か下手かは、フィジカル(喉の〔基礎〕運動能力)と、テクニック(歌の技術)と、メンタル(精神や歌心)の、掛け算(積)によって決まる
*メンタルは、アーティスティック(芸術性)やセンス(感性)と置き換えてもOK
追記:②の「声帯の筋肉は自分では動かない」は乱暴な言い切りで正確性に欠けますよね。声帯筋は、本来の筋肉の特徴である収縮を主とします。つまり、声帯の四大行為(開閉、伸縮、硬軟、厚薄)の伸縮、さらにそのうちの収縮のみを担い、その他の動きは、声帯周辺の筋肉たちによって「動かされている」のが真実。
ボイスケアサロンⓇ
會田茂樹(あいだしげき)
by aida-voice
| 2024-07-07 08:55