声の真実


空気が流れなければ声帯は振動しない。


つまり、声を出すには相応の呼気が絶対必要。


そして、ベルヌーイの定理と、声帯の四大行為(①開閉、②伸縮、③硬軟、④厚薄)によって音源が作られ、その脆弱な音を良音に作り上げるのが5つの共鳴腔。


喉頭室・梨状陥凹・咽頭共鳴腔・口腔共鳴腔・鼻腔共鳴腔、中でも舌骨の奥(頚椎方向)に在る咽頭共鳴腔が最重要となる。〔咽頭共鳴腔は上中下の3部位あり〕


何故か?


一言で答えるなら、空間(大きさや形状や壁面硬度)を、ある程度、任意で変えることが可能だから。〔個人差および部位差あり〕


その空間を構築するには、喉周辺筋の柔軟性と筋力が不可欠。


やはり発声は運動…〔スポーツと酷似〕


これら一連の条件が揃って、はじめて他者を魅了する美声が完成するのである。





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ボイスケアサロン

會田茂樹(あいだしげき)





by aida-voice | 2024-06-28 08:57