2024年 02月 18日
吃音に関する最新情報
吃音でお困りの皆さまの多くは、下顎から喉頭周辺に存在する複数の発声関与筋が拘縮している可能性があります。
もちろん、舌固有筋の硬度や運動性も精査しなければなりません。
程度は人それぞれのため、ボイスケアサロンでは、最初に、該当する筋肉を探り出し、その状態を調べ、個別に施術して参ります。
実際、かなり研究しました。
吃音の一般的な原因とされる心理的要因や環境的要因だけでなく、具体的な筋肉による影響レベルを評価することが可能となりました。
これまで、吃音で悩む大勢の皆さまがお越しになりました。
以前は、あまりお役に立てなかったのではないかと、忸怩たる思いで一杯です。
しかし、この数年で、効果的な検査法と技術(手技)が誕生しました。
ただ、言うまでもなく、全員に効果的とは限りません。
さらに、当サロンの施術だけで吃音が完治することはありません。
治療ではなく、単に「声を出しやすくする」のが目的の施術。
吃音の治療は、あなたを十分に理解してくださる医師や言語聴覚士にお願いしてください。
皆さまの健やかなボイスライフをお祈り申し上げます。
追記:吃音治療の多くは、メンタルを中心に語られます。でも、ここは逆張り的に考えてみましょう。吃音を“マイナス”ではなく“プラス”として捉える。つまり、個性的な音声として世に知らしめるのです。確かに難しい離れ業です。吃音に対し、他者は好奇の目で見てきますから。それを跳ね返すほどの強い意志力が必要となります。しかし、成し遂げれば、あなたの声は、唯一無二の圧倒的な声として認められます。ポイントは、歯切れが悪くても、詰まった声でも、途切れ途切れの声でも、超絶な自信を持って言葉を繰り出す覚悟。そう、覚悟なのです。わたしも小学生の時に音声困難で苦しんだ経験があります。したがって、皆さんのお気持ちは少なからず理解しています。音痴だろうが、ガラガラ声だろうが、かすれ声だろうが、吃音だろうが、それって、かけがえのない『個性』でいいじゃないですか!!!
ボイスケアサロンⓇ
會田茂樹(あいだしげき)