2024年 01月 29日
會田の判別可能な発声関与筋
現在、発声に関与すると思われる筋組織で、わたしが判別できるのは、顎二腹筋の後腹(前腹は顎舌骨筋と同化しいるために困難)、茎突舌骨筋、舌骨舌筋、オトガイ舌骨筋、顎舌骨筋、茎突咽頭筋、胸鎖乳突筋、肩甲舌骨筋、胸骨舌骨筋、甲状舌骨筋、輪状甲状筋、甲状軟骨をやや反転させ後輪状披裂筋の一部、斜披裂筋の一部、横披裂筋の一部、外側輪状披裂筋の一部、上中下咽頭収縮筋の一部、輪状咽頭筋の一部、前中後斜角筋、広背筋、僧帽筋、肩甲挙筋、頭板状筋、大小喉頭直筋、上下頭斜筋、大小菱形筋、大小胸筋、鎖骨下筋、前鋸筋の一部、肋間筋、肋骨から指先をカールさせ横隔膜の一部、咬筋、側頭筋、外側翼突筋の一部です。
やはり浅在性の筋肉がメインで、深在性の組織は困難です。
また、皮膚や脂肪の厚み、あるべき軟部組織が無かったり、癒合して一つになっていたりと、個体差も非常に激しく、通常は判別可能であると考えられる筋肉でも、触れられないことも多々あります。
さらなる手技向上のための研鑽をお約束します。
追記:医学書では、上記の筋肉の多くは、嚥下や体動のための筋肉として載っています。しかしながら、声とは無縁と考えられている筋肉たちの動きを封じ込めた状態で発声すると、声が出にくかったり、声質が低下したりと、やはり関連している可能性の高さを感じます。
ボイスケアサロンⓇ
會田茂樹(あいだしげき)
by aida-voice
| 2024-01-29 05:07