2024年 01月 28日
なぜ、耳鼻科で声の病気を治しても声が出しにくいのか?
それは・・・
病気によって『力ずく』で発声する習慣をつけてしまったから。
そう、病気が治っても、固くなってしまった発声関与筋は簡単に柔らかくなりません。
特に病歴が長いひとほど。
想像してください。
ウエットスーツを着た状態で、日常生活を何年も過ごしていたらと。
声の機能的疾患は、この状態に似ています。
解決法は“ラリンクス・アクティブ・ストレッチ”。
まず、會田の指先が、あなたの固くなった小さな発声関与筋を探り当てます。
そして、ある効果的な言葉を発しながら、ターゲットの筋肉を伸ばしていきます。
喉の奥の小さな筋肉たちです。
外皮から丁寧に繊細にアプローチします。
すると、発声時の筋伸縮率が向上し、声は格段に出しやすくなります。
きっと、「あぁ、声ってこんな楽に出るんだ!」と驚くことでしょう。
その他に見落としがちなのが、声に持病があるひとの喉頭の動きを調べると、ほぼ全員に左右差があることです。
このアンバランスも改善しなければ、自然な発声から遠のきます。
実は、声を出すって楽ちんなんですよ。
さあ、一緒に声の出しやすさを目指しましょう。
追記1:この他にも、声の病気のために、発声関与筋が廃用性萎縮するケースもあります。一つは、声が出しにくいために、声を出すのを諦めてしまうケース。もう一つは、変な声だとバカにされる気がして、しゃべるのを止めてしまうケース。やはり、長い間、罹患して苦しまれている方々に見受けられます。声の病気の回復と健やかな発声の獲得を心よりお祈り申し上げます。
追記2:ボイスケアサロンでは声の病気の治療を行っていません。なぜなら、ボイスケアで声の病気は治らないから。声を出しやすくする目的の施術のみ。声の病気の治療は、優秀な専門医にご相談ください。
ボイスケアサロンⓇ
會田茂樹(あいだしげき)