AIから考察する歌唱の未来Ⅰ


皆さんは、OpenAI Jukeboxをご存じでしょうか。


OpenAI社が手掛ける自動作詞作曲生成ツールです。


なんと歌唱までします。


昨冬から、新たにChatGPTが誕生し、AI界隈はますます隆盛しています。


数年前に作られたJukeboxは、これまで、人間の作詞作曲および歌唱には及ばないと評価されていました。


しかし、今般、私はChatGPTを実際に使い込んでいくうちに、この先、Jukeboxもさらなるアップグレードを果たし、人間と同等、いいえ、超えていく可能性さえも感じるようになってきたのです。


2045年頃やってくるとの仮説があるシンギュラリティは、早まるかもしれませんね。


AIとは、人工知能(ArtificialIntelligence)の略称で、コンピューターによる知的な処理や判断を実現する技術やシステムのことを指します。具体的には、機械学習、自然言語処理、画像認識などの技術を使って、人間が行うような知的なタスクを自動化することができます。〔ChatGPTAnswerより抜粋〕


AIは、人間をアシストして、より豊かな社会を形成するための道具の一つと解釈していましたが、なんだか様相が変わってきそうですよ。


作詞家、作曲家、歌手は不要。


あるいは、一部のマニアックな懐古趣味の立ち位置に追いやられる現実が迫っています。


さあ、どうしましょう…


音楽関係の皆さん。





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追記:対処法はあります。AIの弱点は「失敗しないこと」「完璧すぎること」にあると思います。人間の歌唱は、その日その時の体調、喉の調子、精神状態、気候、歌う場所などで微妙に変化し、毎回瓜二つのごとく歌うことはできません。AI歌手が「今日は緊張して声がうわずってしまった」なんてないはず。このあたりに我々人間の歌手が生き残る術があるのではないかと考えています。




※本記事に関する質問や意見は受け付けません。内容は私論であり一律一切の責務を負いません。

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by aida-voice | 2023-03-01 11:46