歳をとると声が小さくなる?


声が小さと、「年齢を感じる」「元気がない」など評されてしまいます。


実際、年齢とともに発声音量が下がるデータを読んだ記憶があります。


なぜか?


それは、声の成り立ちを考えれば簡単。


声は、呼気が声帯ヒダを振動させて生成されるから。


つまり、肺の排気力が源になって声が存在します。


その肺が、加齢によって衰えれば、おのずと声のボリュームは減衰します。


アコースティックギターに例えてみます。


弦をつま弾く動作が呼吸の呼気と同じ作用ですね。


手指の力が弱くなれば、ギター音も弱くなってしまいます。


よって、老齢や病気のとき、肺の機能が低下し、声が小さくなりやすいのは間違いなさそうです。


そこで、若々しく元気に見せるには、あえて大きな声を意識するとよいでしょう。


実は、声量は呼気だけでなく、人間の5つの共鳴腔をうまく活用することで、若干大きくすることが可能です。


加えて、明るく艶ある音色にすればバッチリ。


それらも共鳴腔が関与しています。


5つの中でも、舌骨の奥にある咽頭共鳴腔が最重要です。


ここで、そのひとの声の個性が決まると言っても過言ではありません。


また、呼吸を意識して声量アップを目指していると、心肺機能の強化につながり、身体にも良い結果をもたらすと思います。


さあ、いつもより大きな声で!


こんな時代(コロナ禍)だから、明るく元気な声で!


自分だけでなく、周囲の人々に元気をあげてください。






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by aida-voice | 2020-07-18 13:45