声の短問短答【続編】554



「ボイスケアを受けてから歌いにくくなり、なんか違う気がするんですが・・・」




そのように感じる方も稀にいらっしゃいます。



何が起きたのか理解してください。



このように語るほとんどが発声関与筋の硬いひとです。



それに伴い喉頭深奥ポジションの存在や輪状甲状筋関節の動きが少ない。



この硬い状態から、


ほんの少し柔らかくなるだけで、


今まで使いきれていなかった筋肉が動きだしたり、


発声力が高まったりします。



つまり、


本来の声の運動性を取り戻したのですが、


それに慣れていないため、


違和感を覚えるのです。



例えるなら、


長年、調律していないピアノを弾き続けていて、


久しぶりに調律したら


「むむむ、なんか弾きにくいぞ」


と感じるのと同じ。



でも、


調律後の状態が本来の姿。



徐々に声の出しやすさや歌いやすさに慣れるので、


ご安心ください。



なお、


整備不良がお好きな方は、


ボイスケアを受けずに放置すれば


動きの悪い喉に戻っていくでしょう。





声の短問短答【続編】554_e0146240_08395557.jpg







かわらぬご愛顧に感謝!

平成2年44日開業(創業29周年)

まだまだ進化の歩みは止まらない …





声のための
リラクゼーション&フィジカルトレーニング
ボイスケアサロン




Detailed voice dictionary
 
声の短問短答【続編】554_e0146240_08162803.jpg
 




~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。





by aida-voice | 2020-01-01 08:40