木俣時子先生からのご寄稿


ボイスアドバイザーに優秀な成績で合格された木俣時子先生がご寄稿くださいました。

頂いたまま全文掲載します。





この度ボイスアドバイザーに認定して頂き、會田先生 ならびにボイスケアサロンスタッフ様へのお礼も兼ねてメッセージを送らせていただきます。


ボイスケアサロンに行くようになったきっかけ

喉ニュースのことは何年も前から声について調べているとヒットしてくるので随分マニヤックなサイトがあるなーと思い、ブログを書いたりする時に参考にさせて頂いておりました。

細々とではありますが声楽を教えたり、コンサートで歌ったりという活動を続け 近年アレクサンダー・テクニークの教師資格を取得し勉強を続けている中、年のせいなのか一度風邪をひくとなかなか喉の調子が戻らず、歌えはするけどパッとしない日々が1か月以上続くことが2回くらいありました。耳鼻咽喉科で診てもらっても風邪でしょう というくらいだったので、迷った末ボイスケアサロンに行ってみることにしました。(声帯周辺の構造についても、知りたいことがあったので。)


続けて通ってみようと思った理由

最初の診断で言われたことは「甲状軟骨の幅が広い。柔軟性などには特に問題がなく強いて言えば喉周辺の筋肉がもう少しあるといい」ということでした。つまり特に通うことを勧められた分けではなく、筋トレをするなら…という感じでした。

長年歌っていても自分の甲状軟骨の幅が広いなんて知りませんでした。音色を作ったり、音域的にも有利とのことですが…。ただ言われてみてこれはきっと本当だろうなーというのは分かり、腑に落ちるような所もありました。そこで筋トレをしてみようと思ったのです。アレクサンダー・テクニークを勉強することで声楽のレッスンでは経験したことがない ちょっとした立ち方、腕のの使い方etc.で声が変わり、しかもすごく楽に出せることを知りました。でもそれだけでは筋肉はつきません。歌を練習することで ある程度は養われるかもしれませんがそれに合わせて適切な喉の筋トレもしたら、「広い甲状軟骨をフル活用できるかも~つまり今は扱いきれてないなー」と感じたのです。


一年が過ぎて(効果)

月に1回程度のペースで通ってみて手応えはあります。風邪をひくことで声の調子が長期間戻らない ということは今のところなくなりました。声は全般的に出しやすく、特にコロラトゥーラの様な高音も少し戻って来ました。声の揺れ(聞く人によっては気にならないものでしたが)を減らしたかったのも上手くいっています。ただこれらのことは、今自分がしているどんなことからの効果なのかは知る由もありません。サロンに通う他にも発声法についても変えつつあり、アレクサンダー・テクニークで心身の使い方の探求も続けているわけなので。

そしてこれは私個人の感覚的なものですが、声帯の張りが以前より頼りがいのあるものとなり、それによって喉は置いておくだけ(息が来れば勝手に振動する)ということができるようになってきた気がします。それによって無駄な力みが減り、息の支えも効くようになります。例えて言うなら 喉の筋トレによって部分を担当する社員が少し有能になり、全体を司る会社としては余分な仕事が減り、運営に可能性が広がり 楽しくなってきたという感じでしょうか…


ボイスアドバイザーについて

ペーパーテストを受けることも、素敵な額入りの賞状についてもすべて無料でしたので、會田先生の「喉について正しい知識を多くの人に持って欲しい」という願いが込められていることを感じました。

私自身 ある程度のことは知っておりましたが、これを機に頭の中の整理ができ 知識も広がったので感謝しております。

知識を得たからと言って直接歌が上手くなるわけではないのですが、それを根底に持っていると、自分が歌うことにも教える時にも 役に立つと思っています。私には ブログを書き始めた頃から 「声楽指導で当たり前に使われている言葉(息を回す、喉を開けるetc.)の意図することを探り、苦労している人たちに伝えたい」 という願いがあります。それに関しても大きな助けとなります。また喉の構造や 働きなど 分からなければ先生に質問出来るというのは 大変心強く有難いことです!

まだまだ勉強中ですがお蔭さまで楽しくやっております。


以上 長くなってしまいました。お読み頂きありがとうございました。



木俣時子

ブログ:https://tokikouta.com/

ホームページ:http://pace.sakura.ne.jp/v2/





木俣時子先生からのご寄稿_e0146240_16352834.jpg








喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
 ボイスケアサロン
 會田茂樹|あいだしげき 




Detailed voice dictionary
 
木俣時子先生からのご寄稿_e0146240_11353490.jpg
 




~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。





by aida-voice | 2019-05-25 16:50