声帯はギターのように正確にチューニングできるか?


答えはNO

最初に確認です。

ギターの弦をチューニングするペグのように、声帯を伸ばしたり縮めたりする作用を担っているのが輪状甲状筋です。

しかし、輪状甲状筋の存在を自覚したり動きを察知したりできるひとは皆無。

ましてや能動的に正確に動かすことなんてほぼ不可能。

また、自分の声帯ヒダが長い・短い・厚い・薄い・硬い・柔らかいなどの生得的特徴を熟知しているひともいません。

たとえ耳鼻咽喉科の喉頭ファイバースコープを利用しても、声帯ヒダを直上から観察するだけなので、おおよその長短程度しか把握できません。

よって、声のピッチコントロール性能を高めるには、輪状甲状筋が動きやすい環境を整え、繰り返しの運動訓練が必要なのです。

やはり、発声はスポーツに似ていますね。

それも喉の小さい筋肉たちの無意識なスポーツ・・・





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追記:輪状甲状筋が動きやすい環境とは、①輪状甲状関節が正しく可動していること、②輪状甲状筋が硬化や萎縮していないこと、③LDPでないこと(深奥化により輪状甲状関節の可動域が減少)が挙げられます。







喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
 ボイスケアサロン
 會田茂樹|あいだしげき 




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by aida-voice | 2019-03-10 09:34