2019年 02月 19日
歌頭のフライングとレイトスタート(出遅れ)はどっちが良い?
これはスポーツ競技の話ではありません。
曲の歌いだしの話です。
皆さんは、カラオケで歌うとき、出だしをジャストスタートできていますか?
歌が苦手なひとに多いの傾向が、フライングやレイトスタート(出遅れ)。
ここでつまづくと、「あぁ、このひとは上手くないなぁ」と印象づけてしまい、以降、歌下手の烙印から逃れるのが難しくなります。
そう、ヒトは、自分の最初に感じた第一印象をとっても大切にする生き物。
よって、ジャストスタートが好ましいのは火を見るよりも明らか。
しかし、歌い慣れていない曲や苦手な曲の場合、歌唱力があると思ってもらうには、フライング気味とレイトスタート(出遅れ)気味では、どちらが得策かわかりますか。
どちらか選ばなければならないなら、フライングです。
なぜか?
最初に、良くないレイトスタート(出遅れ)からお伝えします。
レイトスタート(出遅れ)だけで、いきなり歌下手や音痴だと 決めつけられるからです。
考えてみてください。
伴奏の後から追っかけて歌が始まる。
これは聞くに堪えませんよね。
次にフライングして歌った場合、声が始まり、伴奏が追従する。
これは、声で伴奏を掻き消して、若干のごまかしが効くということなのです。
つまり、歌をコントロールしている錯覚に陥れるのです。
慣れてくると、初めての歌や難しい歌曲でも、めちゃめちゃ上手く歌っているかの如く表現できます。
ただし、あまりに早い歌いだしでは、ばれてしまいますから、最適なフライングで。
また、途中から伴奏にぴったり合わせるにも、レイトスタートの後やや早く歌って追いつくより、フライングの後やや速度を落とす方が簡単です。
しかしながら、やはりジャストスタートが最高でしょう。
追記:なお、達人の域に達すると、若干遅らせて歌いだす唱法もありです。溜めて声を出す臨場感や豊かさがたまらない・・・
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會田茂樹|あいだしげき