2019年 02月 12日
最多の質問は… 安室奈美恵さんの声
引退が決まった時点から引退までの間、本当に多くの質問をいただきました。
いえいえ、今でも時々いただきます。
やはり安室奈美恵さんの声に関する問いが多数を占めます。
「安室奈美恵さん(41歳)が『そろそろ声帯も限界なのかなとか、声がうまく出ないなとか、そういうこともあったので』と言っていたのがとても印象に残りました。そこでお尋ねします。実際、声帯って40代で限界を迎えるのですか?」
答えは、YesでもありNoでもある。
個人差が大きいのが特徴。
ロックやオペラなどハードボイスユーザーで60代以降も現役の歌手もいれば、20代後半で崩れて歌えなくなる歌手もいます。
喉の体質や発声の環境など、それぞれ異なるため、どれが「正解である」とは言えないのです。
加えて「ボイスケアサロンで思い通りの声を獲得したり維持したりできるか?」とも尋ねられます。
これも、YesでもありNoでもある。
複数回のアプローチや筋トレで、フィジカル面の発声力がアップする可能性は非常に高いと考えていますが、各人の声の望みを完璧に叶えられるかどうかは、残念ながらわかりません。
持って生まれた喉の形状や構造の不変性も併せ、数も感覚も動きも漠然とした発声関与筋を自由自在に使いこなすのは「一筋縄ではいかぬ」と断言できます。
わたしは『曖昧模糊』を、長年、日々、飽きずに研究しています。
なぜ?
声は曖昧だから・・・
喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
ボイスケアサロン
會田茂樹|あいだしげき
~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。
by aida-voice
| 2019-02-12 13:08