2019年 01月 04日
音声さんも驚いた落語家の声
彼は、ボイスケアサロンで発声力をハイレベルまで高めた落語家。
ある収録現場で、音響スタッフ(サウンドエンジニア)から「あなたの声の波形は他の人の倍近くある。素晴らしい声ですね!」と驚かれ、褒められたそうです。
そう、これは咽頭共鳴腔を大きく活かしているからにほかなりません。
皆さんも咽頭共鳴腔を駆使して、心に響く極上の声を出してください。
それには舌骨大角と頚椎間に存在する咽頭収縮筋と付帯結合組織の軟化が必須。
もちろん吊り下げ筋としての茎突咽頭筋や茎突舌骨筋の柔軟性と運動性(的確な収縮能力)の獲得も忘れてはいけません。
最適なアプローチ方法は、声専用超音波照射・声専用微弱電流通電・ピンポイントマイクロストレッチ・舌骨引き出しアタランストリートメントなど。
さらに長時間の話芸にも耐えられるスタミナも重要。
これを叶えるのは、LSE(ラリンクス・スライド・エクササイズ〔5~50回〕)、ウォイ負荷トレーニング〔正中左右各10~30回〕、アルティメットブレストレーニング〔左右ショルダー・左右肩甲骨・左右横隔膜〕です。
この落語家はグングン頭角を現しています。
きっと落語界を牽引する逸材になるでしょう。
追記:茎突舌骨筋に関して重大なお知らせがあります。茎突舌骨筋に並走する茎突舌骨靭帯は、舌の台座としての舌骨を吊り支える役目であることは知られています。茎突舌骨靭帯の長さ・太さ・強度・角度を調べると、各人それぞれ異なります。よって、茎突舌骨筋のストレッチや筋トレは、茎突舌骨靭帯の状況を判断しながら行わなければ、効果が得られないばかりか負傷(筋断裂)する恐れもあります。特に茎状突起と舌骨小角に圧を加えながらの茎突咽頭筋ストレッチは要注意。お気をつけくださいね。
喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
ボイスケアサロン
會田茂樹|あいだしげき