有名人のアテレコ事情


次のように問われました。

「最近の洋画の日本語吹き替えってひどくない?」と。

過去と比べ、声優よりも有名人を起用するケースが増えている気がします。

外国映画専門の声優は、役者の口や演技に合わせて声を当てるアテレコの達人。

しかし、タレントやお笑い芸人など旬な有名人は、ご自身の分野では一流でしょうが、アテレコテクニックは持っていません。

ひとは“声”だけで人間性や信憑性を勝手に判断してしまいます。

よって、吹き替えた声に違和感を覚えた瞬間、その映画を秀作ではないと感じてしまい、全体評価を下げてしまいます。

映画一本を作るのに、どれだけの『時間』と『人材』と『費用』と『モチベーション』が必要か…

なぜ有名人を使うのでしょう?

やはり話題になり、宣伝効果があると考えているからですね。

その有名人がSNSやテレビで告知すれば、映画館の観客動員数が増える算段。

しかし、もしかすると作品評価を下げかねないリスクを含んでいます。

吹き替え版が良くないと、字幕版に悪影響を及ぼしかねません。

有名人の吹き替えがダメだとは申しません。

出演している外国人俳優に似た雰囲気の声であったり、アテレコ技能に長けていたりすれば問題ありません。

宣伝のためではなく、作品のために適した人物選考を望みます。

映画評論家・水野晴郎氏の言葉を思い出します。

「いやぁ、映画って本当にいいもんですねぇ」






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追記:【アテレコポイント】

➀声のニュアンスを正しく把握するため耳の精度を高める

②咽頭共鳴腔と口腔共鳴腔を駆使できるよう外喉頭筋群の柔軟性と運動性を担保する








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 會田茂樹|あいだしげき 




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by aida-voice | 2018-12-24 09:58