2018年 08月 07日
声の短問短答【続編】514
「歌唱力に血筋(遺伝)はありますか?」
多少あるのではないかと感じています。
もしかすると正当な血統は中途半端な努力に勝るかもしれませんね。
森進一さんと森昌子さんのご子息がONE OKROCKのtakaさんであることは周知の事実。
今や大活躍。
逆に、わたし會田家の惨状を知ってください。
親族の音痴は激烈です。
当家の血筋は音楽より美術系。
祖父は大工、叔母の一人は美術教師、もう一人は書道家。
わたしだけが音楽と歌唱に興味を示したものの、人並みに歌うまでには相当な努力を要しました。
なぜなら幼少期に音楽の環境になかったから。
幼稚園に通う頃から絵の稽古ばかり。
そのかいあって、小学生のとき海外交換留学絵画に選ばれたり、中学生のとき撮った写真が表彰されたり、やはり美術系が得意でした。
それでも大好きな音楽と歌はやめられません。
もし、わたしが音楽系の家柄に生まれていたら、もっと躍進できたのではないかと、勝手に悔やんでいます。
おっと、個人的な愚にもつかない話をお聞かせして申し訳ございません。
やはり、生まれた家のせいにしてはいけませんよね。
不断の努力あるのみ。
皆さんも、氏素性にこだわらず、好きなジャンルの歌を思いっきり歌ってください。
喉を整え、懸命に訓練(歌唱レッスン)を重ねてください。
そうです、何よりも自分と聴くひとのために・・・
追記1:頭脳(学力)・容姿・体形・芸術・運動(スポーツ)・政治まで、遺伝か環境か努力か? これは大いなる難問ですね。
追記2:音痴を詳しく調べてみると、声を出す能力ではなく、音を正確に聞く能力が欠如しているケースに多く遭遇します。どんな音(ピッチ・響き・音色など)であるのかわからなければ、その再表現としての声を正しく出すのは不可能です。視覚で例えるなら、丸(〇)の図を見せ、丸と認識できなければ、丸を描けない・・・
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會田茂樹|あいだしげき