2018年 08月 02日
ミックスボイスのコツは圧倒的な臨場感を抱くこと
最初にお断りしなければならないのは、ミックスボイスは発声フィジカルの分野において解明されていないこと。
つまり、ミックスボイスは、声帯筋と声帯ヒダの連動性の割合によって変化するのはわかっていますが、それらをコントロールする固有筋肉および動きが正確にわかっていないのです。
発声はスポーツと酷似しています。
やはりイメージも大切な要素です。
そこで、歌唱の際も以下のイメージを持つことでミックスボイスが上手くなるかもしれません。
●高音主体の歌は裏声を中心として地声を混ぜる
●低音主体の歌は地声を中心として裏声を混ぜる
イメージのコツは「圧倒的な臨場感」を抱くこと。
思い通りの音程を強く想像してください。
最高の歌声を強く想像してください。
拍手喝采のステージを強く想像してください。
上手くいく思いが強ければ強いほど、成功の確率が高まります。
それを繰り返していれば、本番でも楽にミックスボイスが生成され、聴くひとの心に響く歌を披露できるはず。
ご活躍ください!
追記:わたしは、多くのボイストレーナー(音楽教師を含む)を友人に持っています。男女さまざま、二十代前半の先生から六十代の大御所まで。彼らにミックスボイスの発声法を尋ねると、回答は百人百様。つまり、「これだ!」という正解がない。歌唱テクニックの習得は、自分に合う方法を見つけ出すことが重要なのですね。
喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
ボイスケアサロン
會田茂樹|あいだしげき
~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。
by aida-voice
| 2018-08-02 11:57