2018年 06月 25日
LDPの表現 ~アクセルとブレーキ~
先日、40年以上もLDPで困っていた方がお越しになり、以下のようにおっしゃいました。
「声を出そうとする動き(アクセル)と、それを制御する動き(ブレーキ)が、同時に働く感じ…」
これはLDPを、中でも肩甲舌骨筋が浮き上がるタイプのLDPには完璧に当てはまり、状況を端的に言い表した文言です。
まさに言い得て妙。
知識も運動性も感性も豊かな方ゆえ、長い経緯をお持ちですが、改善は可能ではないかと期待しております。
追記:肩甲舌骨筋は二腹筋。その縮む合力ベクトルは頚椎(後ろ)方向。発声時に過度のFloating(浮き上がり)現象を呈するひとは要注意ですよ。
喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
ボイスケアサロン會田茂樹|あいだしげき
~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。
by aida-voice
| 2018-06-25 17:00