発声関与筋の「逃避収縮」に注意


ある通院者の言葉です。

「他所で声の施術を受けました。ボイスケアサロンと同じような超音波治療器がありました。それを当てた直後から、喉がギュッと締まって硬くなっていくような気がしたのですが…」

それは発声関与筋の逃避収縮だと考えられます。

発声に関与する筋肉は小さく繊細。

強い力が加わると『怖い!』と感じ、縮んでしまう様子が確認されています。

きっと、超音波の照射強度が合わなかったのではないかと推測されます。

ちなみに当サロンの超音波は、喉用に調整(改造)された専門機器を使用しています。

多分、世界に一台しかないと思います。

よって、硬い筋肉を緩めたり、血流を良くしたり、発声トレーニング併用で運動性を高めたり、さまざまな効果が期待できます。

また、逃避収縮は、喉頭のストレッチやマッサージでも頻繁に起こります。

思い出してください。

わたしのピンポイントマイクロストレッチの手技を。

極細の筋線維を一本一本探り出し、過負荷に陥らないよう丁寧に伸ばしていく。

知識はもちろん、指先の超絶なアクティブタッチが要求されます。

発声関与筋は、それほど繊細なのです。

無自覚かつ他動的に「えいっ」と動かすと、反射的な逃避収縮で、喉頭は頚椎方向に入り込みます。

そう、わざわざ LDP を作り出していることに他なりません・・・





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追記:喉頭の自己マッサージをして、より筋肉が硬くなって声が出しにくくなるのも、この逃避収縮の結果です。さらに、最近は不適切なセルフアプローチによる筋損傷、筋筋膜炎、披裂軟骨亜脱臼も増えています。耳鼻咽喉科でも整形外科でも接骨院でもわからず、困り果てた方々が、全国から大勢いらっしゃいます。十分ご注意ください。







喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
 ボイスケアサロン
 會田茂樹|あいだしげき 




Detailed voice dictionary
 
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~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。





by aida-voice | 2018-03-24 00:03