語り歌唱


若い男性とカラオケに行く機会がありました。

彼が最初に選んだのは、山崎まさよし氏の名曲「Onemore timeOne more chance」

結構イケメンでおしゃれだったので、歌にも期待していました。

しかし、歌いだしを聞いたとたん「なんだ、こりゃ…」と、下手な歌に絶句。

苦しそうに、力みながら、高音はガチガチ。

必死・・・

聞いている周囲のひとまで苦しくなってしまうほど。

そこで、助け舟。

まずは、舌骨引き出しアプローチで咽頭共鳴腔を拡大して声の質を良くし、輪状甲状関節モビリゼーションでピッチのコントロール性能を高めました。

所要時間は3分弱。

次いで「一旦、歌は忘れて、詩を朗読するように語ってください」と指示しました。

そして、再びチャレンジ。

すると、先ほどとは打って変わり、聴くに堪える素晴らしい歌唱になったのです。

元々、喉頭形状が秀逸であったため、声の良さが前面に打ち出され、曲の終盤に向かうにつれ「おぉ、心に響いてくる!」と感じるほど大変身。

確かに山崎まさよし氏の歌と感じは異なりますが、この好転には、一緒に居た人々も驚きを禁じ得ませんでした。

皆さんも、バラード曲で苦戦していたら、一度、詩を朗読するがごとく語ってみてください。

上手くいくかも。

ただし、声の質が良くないと、残念ながら良歌には至らない旨を付け加えておきます。





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追記1:カラオケで、多くひとが陥る過ちが「歌い込み過ぎること」だと、つくづく実感しています。魅力的な歌とは、やはり、余裕があること。




追記2:この手法は「歌手のモノマネ」には適していません。これは、あくまであなたの声を活かしたオリジナリティあふれる歌唱になります。なお、他者に聴いてもらうのではなく、自己満足がお好きなら、もちろんキンキンガンガン歌ってOKですよ。







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 會田茂樹|あいだしげき 




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by aida-voice | 2018-03-11 00:03