2018年 03月 08日
わたしの得意分野 ☞ 喉頭外傷〔茎突咽頭筋のテーピングの一例〕
喉頭を無茶に下制しながら発声したり、茎状突起下を強く圧迫したり、首を無自覚に大きくひねったりして、茎突咽頭筋を損傷することがあります。
整形外科・接骨院・耳鼻咽喉科に行っても理解してくれない。
でも、丁寧に調べると茎突咽頭筋の筋損傷が確認される。
そんなケースに多く出会っています。
このような際は、茎突咽頭筋のテーピングが必要です。〔下写真は茎突咽頭筋テーピング貼付の一例〕
正しいテーピングを施行すると、①患部に安静を与える、➁筋肉の保護、➂発声運動を補助する、④弾性テープによる血流促進などの効果が期待でき、あきらかに治癒能力が高まります。
喉頭外傷に関して、当サロンは、その方に合わせカットしたテーピングや適切な喉頭カラーを差し上げています。
発声の筋肉は小さく繊細です。
正確さが要求されますので、まずは詳しく検査しましょう。
どこが傷んでいるのか?
どうすれば良いのか?
お教えしますよ!

茎突咽頭筋のテーピング貼付例
追記1:會田茂樹は柔道整復師(国家資格)です。骨筋腱および軟部組織に関する知識と手技は、恩師の白石洋介先生から徹底的に学びました。さらに、過去、体育で有名な大学運動クラブ(ソフトボール部と女子サッカー部)や市町村運動クラブ(バドミントン部)のスポーツトレーナーも行っていました。よって、病院で手が出せない喉頭外傷はお任せください。ここがわたしの超得意分野です!
追記2:検査法のメインは触診(筋肉の硬さ・張り感・熱感・腫脹・左右差・血腫の存在・瘢痕や癒着の有無など)となりますが、声の状態も非常に重要です。加えて、発声時のほんの些細な筋運動差異や逃避行動も絶対に見逃せません。
追記3:茎突咽頭筋テーピングにはポイントがあります。甲状軟骨の上角に沿って貼りすぎると発声する際に負荷がかかり、過緊張発声を助長してしまいます。よって、上角つけ根の下の甲状軟骨外縁をカバーするように貼るのがベターです。なお、輪状軟骨に至るかどうかの判断は、輪状甲状筋の筋腹と輪状甲状関節の動作確認をしてから的確に判断してください。

茎突咽頭筋の模式絵
