2018年 02月 24日
号外 ~FSBRによるストレートネック改善法~
※声には関係しませんので、興味の無い方は、お読みくださらなくても結構です。
ある男性声優からお言葉をいただきました。
「元々、肩こりがひどく、整形外科でストレートネックと診断されていました。やはり、會田先生からも姿勢が悪いと指摘され、FSBRを行うときは顎と額のポジションに気を配るよう指導を受けました。それを愚直に繰り返したいたところ、肩こりが治り、整形外科でもストレートネックが良くなっていると言われました。声に関しても、張りと輪郭が増し、マイク乗りが格段に向上しました。會田先生には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。」
恐縮するようなお言葉を頂戴し、こちらも嬉しく存じます。
なるほど、FSBRが姿勢矯正に効く!?
そこから研究を進めました。
まだまだ途中の段階ですが、かなり効果が認められる様子ゆえ、以下に記します。
ストレートネックや首肩の不調は、まず専門医で治療しましょう。
それでも治療成果が認められないとき、FSBR(ファイブ・セコンド・ブレス・レコード)が効果的かもしれません。
医師からストレートネックと診断された4名にお手伝いいただきました。
要項は次の通り。
①配布した資料のFSBRの訓練を正しく行うこと。
②毎日、3か月間、欠かさず行うこと。
③訓練時、顎を引くと同時に額も引き込むこと。
特に③に関しては、防音室内で繰り返し実地指導します。
この結果、4人中4名、すなわち全員のストレートネックが改善または改善傾向にある報告を得ました。
もちろん、確認したのは、それぞれの主治医。
何が起こったのか?
わたしは頚椎の専門家ではないため、推測の域を出ませんが、FSBRの日々実行により、正しい姿勢への矯正と維持、頚部周辺筋や脊柱起立筋の筋力アップが叶い、ストレートネックが治ったものと考えます。
当サロンは、声を出しやすくしたり声質を良くしたりするのが目的で、その他の治療は行っていません。
したがって、喉ニュース内でFSBRのやり方は公開していません。
お越しになった方のみ資料を差し上げています。
そう、これは発声を高めるための呼吸訓練法なのですから・・・
追記1:FSBRは複数回目にお越しになった方へ差し上げる資料です。開発は、筆舌に尽くし難いほど、過酷でした。相当の時間と労力と費用がかかりました。本気で声を良くしたいなら、是非、履行してください。根気よく続ければ、効果は抜群です。自信を持っておすすめします。
追記2:ときどきFSBRを苦手や難しく感じるひともいます。これは日ごろの呼吸が正しくできていない可能性があります。このような場合、まず一般的な深呼吸を繰り返すことで、胸郭の動きをスムーズにしてください。そして、回数や負荷を少なめに設定し、慣れるに従い徐々に増やしていきましょう。
追記3:繰り返します。当サロンは治療を目的としていないため、ストレートネックを治すFSBRの正しい方法を尋ねられてもお答えしておりません。また、手伝っていただいた実験検証では、たまたま全員に好結果が得られましたが、すべての方々のさまざまな症例に当てはまるものではないと考えます。頚椎の治療は専門医にお願いしてください。
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會田茂樹|あいだしげき