2018年 02月 04日
松田聖子さんの歌声を大予想
今般「松田聖子さんの歌声を大予想」の記事をアップします。
もちろん、直接検査した内容ではありません。
CD、DVD、動画などを、何度も何度も、聴いて観て、聴いて観て、この繰り返しによって得た情報です。
喉頭形状と声質から推察する個人的な見解に過ぎませんが、良い声や心奪う歌声を求めるひとには重要な内容です。
当時、ぶりっ子と言われ、あまり好きでなかったひとも、今一度、松田聖子さんの歌を聴いてください。
35年以上前に、こんなすごい発声をしていた事実に、きっと驚愕するはず。
それでは、お読みください・・・
実際に検証していないため、あくまで仮説となりますが、松田聖子さんの外喉頭と発声を考えてみたいと思います。
まず、画像や動画からわかること。〔80年代を中心に調査〕
➀喉頭上部と舌骨の横幅が大きい
➁発声関与筋の動きが速い
➂口腔(舌や唇を含む)の使い方が上手い
この三点が挙げられます。
そこから彼女の歌声の特徴である『輝く子音』が生まれてきます。
ここからは大胆な予想となりますが、上部咽頭共鳴腔と舌切痕の空間を上手く利用しているものと考えます。
また、響く子音を多用した歌手は、「耳がキンキンする」と評価は高くありません。
しかし、松田聖子さんは、嗄声を交えて、聴き心地の良い歌声へと変換しています。
これは意図的に行っているものではなく、生得的なものと思われます。
唯一無二の素晴らしい歌声ですね。
ただし、若干、気になる点もありました。
これは、どんな優秀なエリート・ボイス・ユーザーでも起こり得る事象なので、ほとんど心配はいりません。
知りたい方は、再来時、施術後の防音室内でお尋ねください。《期間は2018年2月28日まで》
追記1:上記の嗄声は病的な状態ではなく、声門後方の間隙(披裂軟骨の筋突起と小角の間あたり)から漏れ出る気息ではないかと考えています。ハスキーボイスを発するひとの多くは、この傾向にありますよね。
追記2:わたしは松田聖子さんとほぼ同じ年頃。中高の親友K君が彼女に心酔していた学生時代を思い出します。
追記3:いずれ、松田聖子さんと神田沙也加さんの外喉頭を比較してみたいと思います。そう、親子関係ゆえ、多くの類似点が認められるのではと考えています。