輪状甲状筋と咽頭収縮筋(輪状咽頭部)は同一筋だった!?


東京大学の学生Uさんからの質問でした。

輪状甲状筋は咽頭収縮筋(輪状咽頭部)の一部ではないか」と。

昔、知人(医師)から同様の意見を聞いた記憶がよみがえりました。

確かに、輪状咽頭筋の筋線維の延長上に輪状甲状筋が存在しています。

しかも、ある程度、走行(連続性)は一致している。

あり得る話です。

そこで、メイヨークリニック喉頭機能外科教室のセミナーで行った摘出喉頭のビデオを再検証したところ、「輪状甲状筋は咽頭収縮筋(輪状咽頭部)の一部である可能性」も否定できない判断に至りました。

何が言いたいのか?

現状、わたしに正誤はわからない・・・

この一言です。

指先に神経を集中しながら丁寧に咽頭収縮筋と輪状甲状筋を触れていくと、何となくつながっているように感じる個体と間違いなく途切れている個体に遭遇します。

やはり、軟部組織の曖昧さ。

存在状況からすると、都市伝説だと言い放ってしまうのは、粗暴な意見に陥ってしまうような気がします。

皆さんは、どう思われますか?





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追記1:もし、輪状甲状筋と咽頭収縮筋(輪状咽頭部)が同一筋であるなら、ピッチのコントロール性能の向上には、咽頭収縮筋の運動性アップも不可欠となるわけですよね。そうすると、現在、ボイスケアサロンで行っている輪状甲状関節モビリゼーションやウォイ負荷トレーニングに加え、新しい手法を編み出さなければなりません。なるほど、咽頭収縮筋の自律的トレーニングですか…???





追記2:これまで来た大学の多い順は、①京都大学、②東京大学、③早稲田大学となっています。日本の未来をよろしくお願いします!






喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
 ボイスケアサロン
 會田茂樹|あいだしげき 




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by aida-voice | 2017-12-22 00:54