2017年 10月 16日
レーシングカーの音【2017 FIA WEC 富士6時間耐久レース】
知人の誘いで「2017 FIA WEC 富士6時間耐久レース」を観戦してきました。
大昔(40年近く前)、ジムカーナをかじっていたとき、たびたび鈴鹿サーキットへ行きました。
富士スピードウェイを訪れたのは4回目。
全長1,475mのロングストレートは、コース幅も広く、圧巻です。
さて、今回のわたしの目的は、もちろん“音”。
迫力あるエンジン音です。
繰り返し聴いていると、自動車チームごとにエンジン音の相違に気付きます。
さらに聴き込むと、同じチーム(つまり同じ車種)でも、それぞれ車の音に個体差があることもわかってきます。
今回、驚いたのは、全体にエンジンが穏やかになっていたことです。
なんと、ハイブリッドのレーシングカーもあるくらいですからね。〔LMP1クラス〕
喉ニュースでお伝えするのは、ル・マン GT エンデュランス (LMGTE)クラスの様子。
これは、市販スポーツカーベースの競技車両によるレースです。
フェラーリ(Ferrari 488 GTE)は、驚くほど静か。
レールの上を滑っていくような見事な走り。
ポルシェ(Porsche 911 RSR)は、やや硬質ながら魅力的なエンジン音を奏でていました。
アストンマーティン(Aston Martin Vantage)は、厚みある質の高いエグゾーストサウンド。
そして、フォード(Ford GT)は、さすがアメ車、驚異的な爆裂音を鳴り響かせていました。
以前も書きましたが、騒音と感じるか美音と感じるかは、そのひとの捉え方(気持ち)ひとつ。
いろんな音に興味を持ってください。
さまざまな音を聴いてください。
きっと音の素晴らしさに感動するはずです。
追記1:本来、機械音は『聞く』と表記するものでしょうが、わたしはこれもアートと考え『聴く』を用いています。また、本文のエンジン音の表現文言は、評価ではなく、わたし個人の感想です。
追記2:雨と霧の中、優勝はTOYOTA GAZOO Racing。トヨタの面目躍如たる勝ちっぷり。日本人として嬉しいですね。
追記3:LMP2クラスでは、JACKIE CHAN DC RACINGも走っていました。そう、世界的アクションスター:ジャッキー・チェンのプライベートチーム。なお、ジャッキー・チェンには会えませんでしたが・・・
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會田茂樹|あいだしげき