2017年 06月 27日
声の短問短答【続編】489
「今ぼくは●●理論を習っています。世の中には■■テクニックや▲▲歌唱法などありますが、どれが一番でしょうか?」
このような質問を多くいただきます。
どれが一番かと言えば、すべてが一番ではないでしょうか!
そう、それを提唱した先生と、その方法に合った人体構造(この場合は発声関与筋など)および運動性が一致したひとにとっては。
野球のピッチャーの投げ方には、上から投げるオーバースロー、横から投げるサイドスロー、下から投げるアンダースローがあります。
どれが一番でしょう?
これと同じこと。
まずは、いろいろ試し、自分に合った歌唱テクニックを見つけることを推奨します。
また、甲状軟骨の形状や外喉頭筋の走行と動きからも、そのひとに適した曲や歌い方が判明する場合もあります。
喉と曲が全然合っていないのに、頑張り続け、仕舞には過緊張性発声や LDP に至ってしまうケースを幾多も見てきました。
これを例えるなら、自分の本当の楽器はピアノなのに、本人はギターだと勘違いして弾いている・・・
追記:「どんな声種か?」「どんな歌い方が合っているか?」「どんなジャンルの曲に適しているか?」を調べるには、喉頭触知検査およびビデオ検査(各種発声しながら外喉頭を録画して動き具合を知る)が必要です。ただし、正確に判断できないケースも多い旨をお伝えしておきます。
~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。
by aida-voice
| 2017-06-27 05:14