2017年 04月 02日
声の短問短答【続編】469 〔追記が重要〕
「ボイスケアサロン内では、オペラ・声楽でなく、洋楽ポップスのBGMが多いのはなぜ?」〔追記が重要〕
サロンのBGMですね。
クラシックはとても良いのですが、音の大小が激しいため、小さな音のときは聞こえず、大きな音のときはやかましい。
また、J-POPは、歌詞が日本語ゆえ、口ずさんでしまい、正確な施術ができなくなる可能性もあります。
よって、聴き心地の良い洋楽ポップスやインストゥルメンタルを中心に流しています。
追記:母国語の歌を耳にすると、発声関与筋は動こうとする傾向が高まります。実験の目的を知らせず、被験者の好きなJ-POP曲を流しながら外喉頭筋を触知検査したときと、無音で検査したときでは、明らかな動きの違いを確認しています。いわゆる「ミラー効果」ですね。うまく利用すれば歌唱訓練に役立ちますが、逆もありますので留意が必要です。
~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。
by aida-voice
| 2017-04-02 00:10