2016年 12月 27日
良い音響機材だと歌がうまくなる!
面白い実験でした。
音声音響研究所の防音室で、ある歌手に目的を知らせず、実験してみました。
要綱は以下。
自身の持ち歌でない曲を選び、カラオケで同じ歌を二曲連続して歌ってもらいます。
最初に、陳腐なマイク・アンプ・ヘッドホンで一曲。
次に、最高級のマイク・アンプ・ヘッドホンで同じ歌を。
マイクで録音された声の部分だけをスピーカーで再生して二曲を比べます。
つまり、伴奏なしのアカペラ状態。
その結果、良い機材の方が圧倒的に素晴らしい歌声になっていました。
声質もメロディもリズムも極上。
そう、人って良い音を聴くと、自身も声を良くしようとするみたい。
それも無意識で・・・
ミラー効果の一種ですね。
このセオリーは、かなり効きます。
是非、活用してください。
追記:音声音響研究所で用いた安い音響機材は合計1万円程度、高い音響機材は合計100万円以上。金額が高ければ良い音であるとは限りません。ただ、高級品は、製作者の技術と意図と時間と素材がすごい。本気のレベルが異なります。1000円のバッグとルイヴィトンのバッグを比較するようなもの。モノを入れるだけなら同じ構造物。しかし、熟練の職人が丁寧に作り、歴史や創作の思いが込められた逸品に、使用者は満足感を得るはず。そうでなければ、今頃ルイヴィトンはすたれて倒産しているでしょう。
~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。
by aida-voice
| 2016-12-27 03:15