声の短問短答【続編】461


「ボイストレーナー選びの基準を教えてください。」

ボイストレーナーを選ぶ基準は自由です。
あなたの気に入った先生でOKだと思います。
存在も動きも個体差が大きく曖昧な発声関与筋。
常に同じ発声運動がマッチする訳もありません。
合うか合わないかは、レッスンを進める中でしかわかりません。
ただし、3つだけ大切な要件があります。


① 発声科学を勉強していること:喉の中の妖精さんが声を作り出していると真剣に教えられたり、ひざからビーム状に音を出しなさいと指導されたりする場合、それを再表現できる生徒さんは少ないと思います…


② あなたの喉を熟知していること:あなたの大切な喉(形状や動き具合)をきちんと把握している先生は信頼できます。


③ 良い音を聴き込んでいること:例えば、一流の寿司職人が、美味しい寿司を一度も食べた経験がなく、美味しい寿司を握れると思いますか?


きっと、あなたの歌唱力を高めてくれる優秀な先生がいます。
探し出してください。




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追記1:わかりやすく例えるなら、「ボールを投げてください」と言われ、あなたはどのように投げますか。上から、下から、横から、右手、左手、両手、握り方、ストレート、カーブ、などなど・・・、投げ方は無数に存在します。それぞれ好みや個性。しかし、あなたの先生は、あなたと違う投げ方を教えてくれる可能性が大。そして、あなたも先生も、異なる投法であることに気付いていない。これを発声に照らし合わせると、どの筋肉を使って音を作り出しているのか、その際の他者との動きの違いなど、ぜんぜん理解できないのです。よって、教わったテクニックが合っていたらラッキー、合わないのも当たり前。指導者が悪いのでなく、お互いの発声の運動様態が異なるだけのこと。そこをしっかり理解してレッスンを受ければ、進歩の度合いは高まると考えます。





追記2:舌骨喉頭蓋靭帯の正確な作用と張力アベレージがわかってきました。まもなくベルカント唱法の真実がつまびらかにされます。こうご期待 !!!!!!!!!!


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 ボイスケアサロン
 會田茂樹|あいだしげき 




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~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。





by aida-voice | 2016-12-13 00:10