声の短問短答【続編】438


「サウンドエンジニアが難聴になりやすいって聞きましたが?」

レコーディング時に音を聴き分けプロデュースするプロがサウンドエンジニア。
知識とセンスと職人技の必要な職業。
常に多くの音に接しています。
モニタースピーカーであったりヘッドホンであったり。
やはり長時間や大音量であることが契機となり、難聴(主に音響外傷)になりやすい職業であることは否めません。
なぜ?
音響外傷の根本は強大音による内耳の損傷や障害。
そして、もう一つの知るべきは鼓膜の様態にあります。
鼓膜は水分含有率の高い弾性膜組織です。
次のキーワードは振動熱。
これは振動エネルギーが熱エネルギーに変換される一般的な物理現象です。
つまり、外からの大きく長い音波によって鼓膜が振動し続け、熱を発するということ。
ただし熱といっても、ほんの少しの上昇と思われます。〔未実験〕
この熱によって水分を奪われ鼓膜は乾燥傾向になると予想されます。
振動効率が落ち、聴こえが悪くなるため、よりアンプのボリュームを大きくしてしまうでしょう。
この悪循環に陥り、ついには難聴へと進む可能性が高くなります。
これらは、論理的ではありますが、あくまで勝手な推測となります・・・
耳のトラブルは、早めに優秀な医師に診てもらってくださいね。





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追記:知り合いの音声さん達に当サロンの「耳力アップ」施術を行うと、聴こえの能力が抜群に向上すると大好評です。









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 會田茂樹|あいだしげき 






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by aida-voice | 2016-08-13 05:22