2016年 07月 18日
吃音と舌骨の関係性について【中間報告1】
すると全員の舌骨大角が上方移動していたのです。
差はあるものの全員でした。
検証数が少ないため、この20名が例外である可能性は否定できませんが、漏れなく上方移動の傾向があることは注目すべき点だと考えます。
ちなみに、恒常的改善は無理ですが、手技で舌骨を引き出しながら下制すると、初音時の吃音が減る結果を得ています。
また、レーザー様赤外線の照射が効果的であったデータもそろっています。
副交感神経を優位にし、発声時の筋緊張を緩和するものと推察します。
残念ながら解決(治癒)には至りませんが、吃音で苦しむ方々の一助になればと願い、さらに研究を続けます。
追記1:世界保健機関(WHO)は、吃音を小児期および青年期に発症する行動および情緒の障害に分類。これにならい日本の発達障害者支援法も吃音を精神障害の一種とする発達障害に含めている。
追記2:当サロンは病気としての吃音の治療を行っていません。吃音状態が軽減するような発声運動の獲得を目指しています。
喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
ボイスケアサロン
會田茂樹|あいだしげき
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by aida-voice
| 2016-07-18 00:12