声の短問短答【続編】418

「透き通るような声って? たとえば中島美嘉さんのような…」

ご常連〇〇さん〔活躍中の声優〕からの質問。
この表現の声を成し得るには、声帯粘膜の存在が不可欠となります。
中でも、非角化重層扁平上皮に厚みがあり、ラインケ腔の容積が大きいほど、透き通った美しい高音が可能です。
実は、これは生まれ持った資質。
声帯粘膜が大きく厚いひともいれば、薄く細いひともいます。
これぞ個性の範疇。
どちらが良い悪いはありません。
そして、残念ながら、トレーニングではどうにも獲得できないのです。
なお、中島美嘉さんを研究したことも外喉頭を検証したこともないため、なんとも言えませんが、きっと素晴らしい喉をお持ちのことでしょう。

もし、あなたが美しく透き通った声を獲得したければ、まちがいなく声帯粘膜の湿潤強化が絶対必要です。
確約はできませんが、向上させる方法はあります。
知りたい人は、施術後の防音室内でこっそりお尋ねください。
2016年6月の再来者限定回答とさせていただきます。
 



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声帯ヒダの断面模式図
  


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追記:下絵は声帯粘膜をチェックしている様子〔メイヨークリニックでの摘出喉頭(解剖は医師)による触知検証〕
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喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
 ボイスケアサロン
 會田茂樹|あいだしげき 





~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。




 
by aida-voice | 2016-06-13 16:02