声の短問短答【続編】374


「歌の先生から『喉で歌っている』と毎度指摘を受けます。どのような事なのでしょう?」

事実、甲状軟骨内の声帯ヒダがふるえて声の音源となっているため、喉で歌うのは誰にとっても正しい表現ではあります。
しかし、歌の先生が言うここでの『喉で歌う』とは、喉だけに頼って歌唱していることにほかなりません。
以下の公式が当てはまります。

喉で歌う=過緊張発声(力み)によるLDP状態

①外喉頭筋の過緊張で発声能力が低下
 ⅰピッチが不安定
 ⅱ歌唱リズムが損なわれる
②頚椎ベクトルへの筋収縮によるLDP
 ⅰ共鳴腔が狭くなり音色や響きが悪くなる
 ⅱこもった声になる
 ⅲ歌声が小さい〔P・PPが聞こえてこない〕
 ⅳ高音が出ない〔輪状甲状関節の可動性ダウン〕

これらから、さらに力を込めて歌い、悪循環から脱却できなくなり、それが癖化してしまう。
以前もお伝えしましたが、一人カラオケのような自己満足ならこの状態でも構いませんが、聴くひとを魅了させたいなら改善が必要だと思います。
喉に自由を!

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~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。





by aida-voice | 2016-01-06 14:12