2015年 12月 12日
歌手の喉を楽器に例えると!?
ヒトの発声器官を楽器に例えると、弦楽器(アコースティックギターなど)のワードが頻繁に出てきます。
弦を声帯ヒダに、胴(ボディ)を共鳴腔に見立てます。
しかし、もっと似た構造の楽器があるのです。
それはクラリネット。
クラリネットのAリードが声帯ヒダ、Bマウスピースが甲状軟骨や舌骨、Cリガチャーが内喉頭(主に披裂軟骨)、Dバレル・E上菅・下菅が共鳴腔(喉頭室・梨状陥凹・咽頭共鳴腔)、Fベルが口唇(口腔共鳴腔の一部を含む)、Gキーが輪状甲状関節です。
すごい、すべて当てはまりますね。
高校時代、わたしはクラリネットを吹いていたので、その様子がよくわかります。
リード(声帯ヒダ)は、適度な湿度が必要なところも、そっくり!
クラリネットをじっくり観察すると、発声の基本構造がわかってきますよ・・・
追記:クラリネットが約4オクターブの音域を担う点も、ヒトの発声器官に似ています。ヒトは、誤嚥の危険より声を優先させた稀有な動物なのですから。
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會田茂樹|あいだしげき
~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。
by aida-voice
| 2015-12-12 05:13