2015年 06月 07日
声の短問短答【続編】341
「なぜ、日本人歌手は海外で活躍できないのですか?」
これまで日本で活躍したJ-POP歌手たちが海外進出しました。
アジア圏ではまずまずブレークしますが、欧米では少ない。
多くが夢破れ、舞い戻っています。
なぜでしょう?
欧米歌手と日本人歌手の発声力を研究した結果、大きく異なる点が二つありました。
①外喉頭筋の運動性
②呼吸の能力
まず、お伝えしなければならないのは、人種による喉頭形状の差異は少ないことがわかっています。
しかし、発声を運動の観点から調べると、日本人の外喉頭運動の脆弱さが判明します。
次は呼吸。
何よりも胸郭の形状が異なります。
日本人は扁平型が多い。
これでは発声用の呼気に関し、量も質も低下してしまうのは否めません。
したがって、喉の運動性(主に柔軟度と筋力)を抜群に高めて保持し、発声用の呼吸能力を劇的に向上させ、グローバルな曲を入手すれば、世界で大活躍する可能性も出てきます。
加えてスタミナあふれるタフな喉も必要ですね。
追記:海外進出および海外オーディションやコンテスト出場をお考えの方(POPSだけでなくクラシックも含む)は、是非、ご相談ください。最適かつ最高のボイスメイクをご提供します!
~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。
by aida-voice
| 2015-06-07 18:19