声帯結節は予防が大事

声帯ヒダに、胼胝（たこ）様の組織が形成されたものを声帯結節と称します。
この病気の有無は、耳鼻咽喉の喉頭ファイバーで検査してください。
さて、声帯結節と診断されると、主に以下の3つの治療法があります。
①安静：声を使わない
②投薬：痛み止めやステロイド剤を用いる
③手術：結節部の腫瘤を取り去ります。
そう、お医者さんでは、治すことが目的。
しかし、声帯結節に罹患した方の多くは、再発を経験します。
なぜ？
答えは、外喉頭の硬度にあったのです！
これまで声帯結節で困っているひとの外喉頭を何百症例も調べてきました。
そこでわかったことは、声帯結節の発症は発声関与筋の硬さに関係している事実。
筋硬度が常時20Tone以下で声帯結節になったひとに出会ったことがありません・・・
やはり、力ずくの発声は良くないのですね。
では、予防法。
①柔軟性の確保：外喉頭のピンポイントマイクロストレッチの実行
②血流の増大：甲状軟骨舌骨間の甲状孔を広げる〔チョキ開大運動〕
③声帯ヒダの保湿：加湿器や声専用スーパーキャンディで声帯粘膜の水分を増やす
これで声帯結節は防げます！






追記1：当サロンでは声帯結節やポリープ様声帯など内喉頭の病気の治療は行っておりません。それらに罹患し難い強く運動性あふれる喉を構築するのみ。そう、治療じゃなく予防。一緒にタフな喉を作ろう！

声帯結節罹患者の音声波形




追記2：外国人の喉と比較した場合、日本人は、喉のフィジカルのタフさが足りない気がします。これまで多くの有名な日本人歌手が海外進出にトライしていますが、残念ながら、世界的に通用するビッグシンガーには至っていません。曲の優劣もありますが、わたしはこの喉のタフさ加減も大きな要因ではないかと思っています。さあ、極上の喉を作り上げ、ワールドワイドな活躍をしてください。途方もない名声と報酬があなたを待っています。日本人歌手、ガンバレ!!!

～重要なお知らせ～　●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー（音楽教師）にご相談ください。