2014年 12月 23日
声の短問短答【続編】308
「喉は、なぜ弱い力でストレッチするの?」
筋肉には特徴があります。
過度の力や早い動きに対し防御反応をお越し、縮もうとするのです。
とくに発声関与筋は小さく脆弱なため、すぐに損傷してしまいます。
そのため、ピンポイントマイクロストレッチによって細密に行わなければならないのです。
喉頭周辺の筋肉は感覚が曖昧なため、傷んだことも、痛い場所も把握しにくく、長期にわたって不快が続くケースが多々あります。
もちろん、声も出しにくくなります。
お気をつけください。
追記:自分や他所で喉頭マッサージを受けて筋損傷したケースを何度も目の当たりにしています。ボイスケアは、喉頭の知識はもちろん、手技や聴力の優れた先生にお願いしてくださいね。今日も、自己ストレッチによる左中咽頭収縮筋浅層部筋線維断裂の方がお越しになっています。受傷して1年以内ゆえ、喉頭専用カラーとテーピング、さらに瘢痕消失のための各種アプローチによって、改善が可能ではないかと考えています。喉の筋肉のケガにご注意・・・
~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。
by aida-voice
| 2014-12-23 18:07