2014年 11月 03日
原曲とカバー曲
相変わらずカバー曲をリリースする歌手が多くいますね。
それらに関しての短話雑談です。
以前もお話ししましたが、日本の歌は曲の良さでヒットするかどうかが決まります。
そう、歌手の上手さ(歌唱力)は二の次。
ミリオンセラーの名曲はそうそう生まれません。
そこで使い回す戦法を取ることになります。
これがカバー曲。
さて「カバー歌手は、原曲歌手より上手いのか?」との質問に関して。
この質問は的を射ていません。
なぜなら、基本的に、歌に上手い下手は存在しないから。
とくにプロならば、魅惑的であるに違いない。
個人個人で感じ方が異なるだけ。
だから、各人の好きな歌手の曲を楽しめば良いのです。
でも世の中は厳しい。
販売枚数や売り上げで、勝手に順位を付けられる。
それが、わたしたちの住む資本主義の世界。
多く売れれば売れるほど、名歌手や大歌手と称賛を受けます。
したがって、金銭的な観点においての評価は可能であることを付け加えておきます。
追記:最近の録音機材および技術の進歩により、昔では想像もできないほど音が良くなりました。現実、音痴の録音だって修正できてしまう。ときどき「CDとライブの歌がまったく違う!?」と困惑した様子の話を耳にします。それらから、30年以上前に発売された歌と、最近リリースされたカバー曲では、録音された音の良さが異なるため、最近リリースされた歌手に軍配が上がるかもしれません。それでも、その原曲歌手の声が好きなひとも大勢いますから、やはり絶対的ではありませんよね。
~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。
by aida-voice
| 2014-11-03 20:11