声における高音と低音の相互関係


多くの声を聴いてきました。
ここでの声とは『意見』の意味ではなく本当の『声(Voice)』のこと。
その結果、低音が豊かだからこそ高音が素晴らしい。
逆に、高音が美しいからこそ低音が活きている。
この公式が成り立っているような気がします。
音高パートがはっきり決まっているクラシック音楽〔声楽やオペラ〕に関しても同じ。
実際、世界で活躍するトップレベルのソプラノ歌手達のしゃべり声〔会話声〕が、案外、低い声であることに驚きます。
つまり、人が羨むような美声(歌声)を求めるなら、音域が広い方が良いとの結論に至ります。
皆さんも、ときどき音域を気にかけてみてくださいね。
イージーポイントになりますが、高音は輪状甲状関節と声帯ヒダの運動性向上、低音は共鳴腔拡大および声帯弛緩が、重要と存じます。

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by aida-voice | 2014-09-07 10:06